「ああ、去年と何も変わってない」←ほんとにそうだろうか

この時期は何かと、目標を立てようだの抱負は何かとか、いかにも来年は今よりも変化していなくてはならないというプレッシャーが渦巻いているようです。

目標を立ててそれを達成したサクセスストーリーって好まれますからね。

 それ自体なかなか簡単なことではないし、すごいことです。しかし、それができなかったからといって、別に怠惰で成長のない人だというわけではないのです。よく、目に見えるような変化とか、数値に表せるような変化が重視されがちで、あまつさえ、そういうもの以外を変化とは呼ばない人までいます。

果たしてそれはどうなんでしょうかね。

 

地味な幼虫が、華麗な蝶に変身するくらいの劇的な変化ばかりがもてはやされるから、「変化」という言葉のハードルがさりげなく上がっているようです。

でも、幼虫から成虫になるには、さなぎとなって動かずにじっとしている期間が不可欠なわけです。うちの実家が農家なので家の壁によくくっついてる。

さなぎになると動けないですから、幼虫の頃と比べたら能力はむしろ下がっています。はたから見たら何もしてないように見えて、いやむしろ悪化してる。しかし、その内部はというと、成虫になるために着々と体を作りかえてるのです。

 

まあまあ、昆虫の成長過程と人間の成長を重ねるというのは、なかなか無理やりでしたね。ただ、目に見えて華々しいもの、数値に表せるものばかりが「変化」ではないと思うのです。見えないところの変化というのが、実はものすごく重要なのかもしれません。

今年一年振り返ってみて、「ああ、去年と何一つ変わってない」とため息をつく人もいるでしょう。しかし、もう一度問いかけてみてほしいのです。ほんとにそうだろうか?と。確かに身の周りの景色は同じかもしれませんし、去年と同じことで悩んでるかもしれません。

でも、1年間で出会ったものは多いはずで、それによって何らかの内面の変化もいっぱいあったはずです。

 

案外そういうのって、何がどう変わったかと聞かれたら説明できるものではないのです。そういう言語化できないような些細な内面の変化も、立派な成長です。なので、なんだかんだ言ってちゃんと変化し、成長してるんです。そう思ったら今年一年に価値が生まれましょう。そうやって現状を肯定的にとらえればきっといいことがありますよ。

 

 

だから言いたい。玄関のドアの変な隙間にさなぎ作るのはマジでやめてくれと。

 

 

 

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